楽天・田中将 無双状態取り戻せるか かつての恩師が指摘する「あのポイント」とは
楽天のコーチとして13年の無双状態を知る橋上秀樹氏(現BCリーグ・新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督)も現在のピッチングスタイルの変化には「向こうで成功するにはかわすようなピッチングを覚えないと圧倒的に160キロ超える(球がある)ワケではないから、よりコントロール、より低めにということに磨きをかけないとメジャーのほうではなかなか勝てない」という点があったと見る。
その上で日本に帰ってくると今度は「日本人のバッターのほうが比較的コンタクト重視というか、メジャーの選手よりは振らないので、向こうだったら振って空振りとか内野にゴロを打たせられるものがファウルで逃げられてしまう。球数が増えてしまう」。必然的に勝敗がつかないままに降板など、勝ち星に結びつかなかったという点を指摘する。
もしメジャー復帰となれば、現在のスタイルのままで良かったかもしれないが、田中将はもう1年、日本で戦うことを選んだ。となれば「来年あたりはもっと昔の自分自身を思い出して『強い球を―』、という形になるかもしれませんね」と『モデルチェンジ』を行う可能性もあると見ている。
メジャー復帰の選択肢もある中、あえて日本球界で戦うことを選んだ。そこには再びチームを日本一に導きたいという強い意思があった。更改を終え「改めて来季は一番高いところまで、みんなでいけるよう頑張りたいと思います」とコメントした田中将。来季は再び「絶対エース」としての存在感を示せるか、注目のシーズンとなりそうだ。
(年俸は推定)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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