もう止まらない「高校野球7回制」への流れ 酷暑対策に打つ手なし
3月16日、朝日新聞デジタルに侍ジャパントップチーム前監督・栗山英樹さんのインタビューが掲載されたのです。そのタイトルは「高校野球の7回制『否定しない』 命を守り次世代育成を」というもの。この中で栗山さんは「ルールは変わっていくものです」と野球が大好きな立場から、野球を守るためにも変更は致し方ないと持論を展開しています。
「非常にロジカルで、なおも熱い、読み応えのあるインタビューでした。読んだ人のほとんどは『栗山さんがそこまで思うのだから、ルール変更はやむを得ないよな』と考えることでしょう。外野は『冷房の効いたドーム球場でやればいい』と言いますが、選手の思いが『甲子園でやることに意義がある』である以上、甲子園を舞台に持続可能な大会運営を考えなくてはならない。『7回制』導入へ、徐々に外堀は埋まったと考えるべきです」(前述のスポーツライター)
“高校野球のかたち”は他競技と同様に、時代とともに変わっていくもの。高校野球ファンも、7回制導入の時が近い将来に訪れるという、心の準備が必要かもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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