伊藤洋輝の加入は「衝撃」 “アジア最強DF”キム・ミンジェの切迫状況に韓国メディアが愕然「最悪の状況だ」
伊藤(左)の加入によって退団説が浮上したキム・ミンジェ(右)。(C)Getty Images
日本代表DFの加入はドイツの名門に小さくない影響をもたらしそうだ。
現地時間6月13日に、ドイツ・ブンデスリーガ1部の強豪バイエルンは、シュツットガルトから日本代表DFの伊藤洋輝を獲得。契約年数は2028年6月末まで、移籍金は3000万ユーロ(約50億6000万円)となった。
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21年の夏にJ2のジュビロ磐田から期限付き移籍でシュツットガルトに鳴り物入りで入団した伊藤は、左SBを主戦場に、CBやボランチもこなすマルチロールとして声価を高めた。昨シーズンはブンデスリーガ2位と健闘したチームにあって欠かせない存在ともなった。
イングランドのプレミアリーグクラブとの争奪戦も展開された中で、バイエルンが提示した契約解除条項も付帯するというオファー内容は、25歳の日本人DFへの期待の大きさを物語っていると言えよう。
ヴァンサン・コンパニ監督による新体制下で“補強第一号”となった伊藤の活躍に期待は膨らむばかりだ。ただ、バイエルンはセンターバックをこなせる選手が5人になった守備陣の整理が急務となっている。
今夏にドイツ代表DFヨナタン・ター(現レバークーゼン)の獲得も囁かれているバイエルン。ダヨ・ウパメカーノ、エリック・ダイアー、キム・ミンジェ、マタイス・デ・リフトのうちの一人は放出される見込みである。これについてはドイツの大衆紙『Bild』が、「首脳陣も人員整理の必要性を感じている」と報じる通りだ。
目下、各国メディアで「退団の可能性が高い」と報じられているのは、韓国代表DFキム・ミンジェだ。
昨夏にナポリからバイエルンに移籍したキム・ミンジェは、シーズン当初こそレギュラーとして活躍したものの、低調なパフォーマンスに終始。冬に加入したダイアーにポジションを奪われたシーズン終盤はベンチを温めるだけの日も少なくなかった。