日ハム・伊藤 「監督指令」に改めて「NO」を突きつける理由
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日本ハム・伊藤大海投手(25)が18日、札幌市内の球団施設で自主トレを公開した。プロ2年間でそれぞれ10勝をマークと順調に階段を上っている右腕は、3年目の目標に関して「ファイターズのエースになる」と高い目標を掲げた。
オフに大きく刺激を受けた。年明けには、かつてのチームのエースで現在はメジャーで活躍するパドレス・ダルビッシュ有投手(36)と米カリフォルニア州サンディエゴで自主トレを共に行った。自宅で筋力トレーニングも行うなど朝から晩まで一緒に過ごすことで、トレーニング法含め、野球への取り組み方などかけがえのない時間を過ごしたという。
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今季に向けては「生まれ変わるくらいの気持ちで今年はやっていく。1年かけてファイターズのエースになるんだという気持ち。頼れる存在、姿を目指していく」とキッパリ。チームにはエース格の上沢もいるが、勝ち星目標に関しても上沢より一つ多い「16勝」を掲げるなど、切磋琢磨していく姿勢を示した。
一方で今回の「決意表明」でも浮き彫りになったのは伊藤の先発志向の強さだ。
昨年、守護神を固定できなかったチームにおいては、優勝を目指す今季に向けて、新たな抑え候補選定が懸案事項となっている。伊藤も候補の一人として、新庄監督肝入りで昨年シーズン終盤は「守護神テスト」を課せられたこともあった。