巨人Bクラスの要因 「ジレンマはありました」退任した大久保博元氏が指摘した 浮上できなかった「ポイント」とは
チーム再建を目指したが、1年でチームを去ることになった大久保氏(C)CoCoKARAnext
巨人は今季も4位と2年連続Bクラスに沈んだ。低迷の責任を取り、原辰徳監督が退任。すでに阿部慎之助新監督が着任し来季の巻き返しへ向けて、様々な策を練っているとされる。
一方、チーム再建を託されながら、すでにチームを離れたコーチもいる。今季打撃チーフコーチとして入閣した大久保博元氏はわずか1年で現場を去ることになった。
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大久保氏は10月9日に自身のYouTubeチャンネルを更新。元ロッテOBの愛甲猛氏との対談形式で今季の巨人の戦いについて振り返った。
冒頭で愛甲氏に「巨人軍を卒業しました」と宣言した大久保氏。その上で「やっぱりきつかったですよ、1年間本当に」と実感を込めてつぶやいた。
その上で今季のチームマネジメントついて話が及ぶと、大久保氏は監督経験があっただけに「バッティング以外は口が出せない」状況にもどかしさも感じていたようで、さらに「たとえばスコアラーがあまりにも我々、バッティングコーチと違うことを言い出すと、『おいおいおい』と。そこは俺より後に個人で話してよと。まずは俺たちの対策を聞いてとジレンマはありました」と告白した。
チームでは今季、チーム打撃、本塁打ともリーグトップの成績を誇りながら、1点差ゲームを多く落とすなど、「勝負弱さ」もチーム低迷の要因とされた。背景には打撃コーチ陣と相手投手陣の情報を伝えるスコアラー陣の意見の相違もあったという中、現場のコーチとしての思いを伝える場面もあった。