巨人の新たなロマン砲は?チーム浮上の鍵を握る大久保打撃チーフコーチのコーチング理論に迫る!
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昨シーズン、4位という不本意な結果に終わった巨人。チーム防御率、チーム打率が何れもリーグ最下位という成績となったことからも今季は大幅なチーム改革が求められる。
巻き返しを図るべく、コーチングスタッフの顔ぶれや配置の変更もみられた中、今季より巨人に復帰した大久保博元一軍チーフ打撃コーチへの期待は大きい。低迷脱却へ打撃陣の底上げが至上命題であるだけに、その手腕への注目度はすでに高まっている。
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大久保コーチは巨人で現役を終えた後、西武や楽天でコーチ、監督を歴任。多くの才能を見出し、その指導のもと飛躍を遂げた選手は数え切れない。そして、その豊富な経験に裏付けられた打撃理論は各方面から関心を寄せられており、同じく巨人OBの槙原寛己氏のYouTubeチャンネル『ミスターパーフェクト槙原』の中で、過去の指導者として活動してきた中でのエピソードや、今季の巨人の注目選手の名前も挙げている。
2月2日配信となった動画では、大久保コーチが西武時代、中村剛也(39)の指導内容を振り返っており、若手時代に打撃での体重移動を行なうように促したというエピソードを披露。そこでは、選手へのアドバイスなどは「全員にハマる訳じゃない」と語りながら、それぞれに合った指導が必要と語っている。また、選手個人のスイングなどの動作の改善点を見出すため「結果を出せるポイントを探すこと」が重要となると持論を展開した。
また、自身の現役時、二軍生活が長かった西武から巨人へ移籍した際、一軍投手のコントロールの良さに驚いたという経験を、若手時代の中村に伝えたとして「荒れ球が少なくて安心。一軍なんか大したことない」と思い切りの良さを植え付けていたとも明かしている。