巨人最年長、長野久義の”現在地” 2軍で快打連発で余力を残すベテランの「使い道」は?
広島で4年間プレーした後、長野は再び巨人に戻ってきた。
38歳での再入団で、主な役割は代打の切り札と、主に若手を下支えするチームの精神的なカバー。しばらくは持ち前の勝負強さを発揮してきたが、昨季にキャリア初の本塁打ゼロとなり、苦しい状況で40歳シーズンとなる2025年を迎えることになった。
今季は開幕からいきなり2打席連続安打を放ち、幸先の良いスタートを切った。ただ、その後が続かず、4月13日の広島戦ではスタメン出場も5打数ノーヒット。5月6日の阪神戦で2度目のスタメンも4打数ノーヒットと結果を出せず、2軍へ降格した。
7月中旬に再び1軍に上がり、21日には約3か月半ぶりの安打をマークするも、29日に登録抹消。以降は2軍生活が続いている。ここでタダでは転ばないのが長野の凄いところで、降格後は直近5試合(8月19〜27日)は8打数5安打と絶好調。酷暑の夏にもかかわらず打ちまくっているのは、かつて「夏男」と言われた所以か。
チームは優勝こそ厳しい状況だが、2位以内の確保に向けて一進一退の日々を送る。盟友である坂本もベンチスタートが増える中、長野の使い道は少ないかもしれない。それでも、厳しい状況になればなるほど力を発揮する「余力」はまだ残っているようにも感じる。
レギュラーシーズン閉幕まであと1か月。果たして長野が1軍で再び勇姿を見せる瞬間は来るだろうか。背番号7のパフォーマンスに引き続き、注目が集まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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