ソフトバンク移籍の山川穂高 入団会見 いかに逆風を追い風に変えるか 求められる「2つのポイント」
逆風からのリ・スタートとなった山川(C)CoCoKARAnext
ソフトバンクは12月19日、西武から国内FA宣言した山川穂高内野手の獲得を発表、同日に入団会見も行われた。
これまで3度の本塁打王を獲得と球界きっての長距離砲をめぐっては、5月に週刊誌に女性問題が報じられ、ファーム落ち。その後書類送検が行われ、8月に嫌疑不十分で不起訴処分となったが、球団からは無期限の出場停止処分を科されていた。今季は17試合の出場にとどまった。
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午後1時から行われた会見の中ではこれまで在籍した西武球団に感謝の気持ちを示すとともに西武ファンまた野球ファンに対し、自身が起こした騒動を謝罪。「マイナスからのスタート」と新たな場所での出直しを誓った。
一方で今回のFA交渉に関しては球団にも抗議の電話など、獲得へファンから批判の声が一定数届いていることも明らかにされた。ソフトバンクは山川が起こした事案に関して徹底調査を行ったとしたが、FA宣言から1か月が経過した後に獲得を発表と長い時間がかかったことで、交渉に困難があったことも浮き彫りにされた。
そして相当な逆風を受けながらソフトバンク入団となった山川に求められるのは、まずは本業、野球での結果にほかならない。2022年シーズンは41本塁打、90打点で二冠王に輝いたとあって、同シーズンの再現とばかりに打撃タイトルの獲得、打棒での貢献がまずは必須となりそうだ。