NPB複数球団が獲得に動く台湾の怪物の争奪戦 ド軍が関心なのになぜ日本行きが“有利”?「MLBより多額の報酬を支払える」
高く評価されるポテンシャルを考慮すれば、米球界から関心を寄せられるのは必然ではある。だが、現在24歳の徐をMLB球団が獲得するためには、それぞれに割り当てられた年間のボーナスプール内で選手と契約する必要がある。しかも、契約範囲は年俸や保証金を含めて総額500万ドル(約7億2500万円)以下と定められている。ゆえにNPB球団の方が争奪戦においては「有利」という見方もある。
佐々木朗希とドジャースの契約の際にも話題となった「25歳ルール」。その複雑さを知る米メディア『Dodgers Nation』は「非常に魅力的な将来性を持つ。ハイレバレッジな投手になれる可能性がある」と徐を評価しつつも、「日本の球団の方が、“国際ボーナスの壁”に囲まれたMLB球団と比べても、遥かに自由で、多額の報酬を支払うことができるだろう」と論じた。
味全ドラゴンズの公式サイト上で「海外でのプレーを真剣に検討できる段階になった」と宣言する若武者を射止める球団はどこになるのか。交渉の行方が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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