“天才”イチローが語った「プロ」とは何か 偉大な成績を生んだ準備を重要性「僕は毎日、自分の道具を、自分で手入れしました」

タグ: , , , 2025/7/28

緊張のスピーチに臨むイチロー氏(C)Getty Images

 歴史を切り開いた活躍の裏には、細かな気遣いがあった。

 現地時間7月27日、MLB通算3089安打を誇り、アジア人選手として今年1月に初めて米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、米ニューヨーク州クーパーズタウンでの表彰式典に出席。ついに栄光の瞬間を迎えた。

【動画】イチロー氏のスピーチ 野茂英雄氏への感謝の言葉

 本人が「プレッシャーで押しつぶされそうになっている」と語った英語によるスピーチは、約19分間。時折、“らしい”ジョークを交えた内容は、出席した往年のスターたちはもちろん、米メディアやファンをも笑わせ、そして感心させた。

 自身の言葉で19年に及んだメジャーキャリアを振り返ったイチロー氏。その中で興味深かったのは、「野球は『プロとは何か』を僕に教えてくれた。今日ここにいるのは、まさにその姿勢のおかげだと信じている」と切り出して、聴衆に問いかけたパートだ。

 日米通算4367安打を放ち、2004年にはMLB年間最多262安打を記録したイチロー氏。しかし、その桁外れの記録の数々は、類まれなセンスによってだけ積み重ねられたものではないと言う。天才打者は、次のように話した。

「僕がここにいるのは、僕が他の誰よりも技術的に優れていたからじゃない。3000安打やシーズン262安打は、記者たちが評価してくれた数字です。記者たちが評価してくれたあの数字は、19年間、毎日、小さなことの積み重ねを一切欠かさずにやってきたからこそ、成し遂げられたと思います。

 僕は毎日、自分の道具を、自分で手入れしました。グラブの紐が緩んでいたり、スパイクを磨かなかったせいで、ベース上で滑るのは絶対に嫌だったんです。シーズン中だけでなく、オフシーズンにも本格的なルーティンに取り組んでいました」

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