殿堂入りのイチロー氏になぜ1票は集まらなかった? 投票権を持つ米記者が見解「愚か者と言われるのは誰だって嫌」
ニューヨークの日刊紙『New York Post』の重鎮記者で、全米野球記者協会の会員として殿堂入り投票資格を持っているジョン・ヘイマン氏は、MLB公式ネット局『MLB Network』の番組内で「グリフィーJr.やジーターの時もそうだった。おそらく、その人間(投票しなかった記者)は恥ずかしく思っていることだろう」と指摘。「愚か者と言われるのは誰だって嫌なものだ」と語った上で、1票だけ及ばなかった理由を考察した。
「誰が投票しなかったのかはわからないが、私の考えではその人は単純にチェック項目を見落としたか、忘れたのではないかと思う。私自身、緊張から10回以上は確認した。『あぁイチローには入れているな』とね。私だけは絶対にそういう“ミス”は犯さないと考えていたからね。もしくは、ベース・ルースやウィリー・メイズも満票じゃなかったことから誰もなるべきじゃないと考えたのかもしれない」
記者の気持ちを慮ったヘイマン記者は「正直に名乗り出てほしい」と強調。そして世間の反響を鑑みて「ある一人の狂った人のせいで、変に注目が集まっているのは間違いない」と率直な感想も口にした。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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