今年で最後となった「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」でイチローが子どもたちに送った言葉とは?
今年3月に現役を引退したイチロー氏が22日、故郷の愛知県豊山町で「第24回イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席した。これまでも閉会式で毎年、数々の金言、明言を残してきた同大会だが、引退により今年で最後になるという。
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「今日1日を楽しく過ごそうとは毎日思っている」
イチロー氏は小学生たちを前に2つのメッセージを送った。
一つは「自分で自分自身を鍛えてほしい」。もう一つは「外に出て体験して感じて、価値観が変わる出来事を体験してほしい」といった内容だった。
オリックス時代から、現役トップ選手としてプレーする中で、感じたものを子どもたちに伝える場として大切にしてきた。引退後、すぐにこの大会のことが頭をよぎったという。
ではこれまで、どのような言葉をイチロー氏は伝えてきたのか。
昨年は質疑応答の中で「イチロー・カレー伝説」に触れた。現役時代、イチロー氏は毎朝カレーを食べている、といった情報が流れて定着した。メディアの特集を発端に、ネット上のキュレーションサイトなどで伝播した。
そのことについて自ら口を開いた。毎日行うことを子どもに問われ「毎日、僕がカレーを食べていると思っているみたいですけど、それは違います。365日食べていた時はありますけど」と明かした。「毎日、練習はしているわけではない。今日1日を楽しく過ごそうとは毎日思っている。それは毎日やっています」と答えた。