「わずか7分で歴史は変わる」”史上屈指の大失速”に英メディアも唖然 カザフスタン初の金に賛辞も「大番狂わせとして語り継がれる」【冬季五輪】
マリニンを襲った“悲劇”は世界中を震撼させた(C)Getty Images
ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルは予想外の結末が待っていた。金メダルが確実視されていた世界王者イリア・マリニン(米国)がフリーでミスを連発、合計264.49での8位という信じがたい順位で初の五輪を終えた。
【関連記事】“落胆”した王者へ「再び立ち上がる日を待ち切れない」 15歳で金メダリストとなった43歳がエール【冬季五輪】
金メダルはフリーでトップとなる198.64、合計291.58を記録したミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が獲得。銀メダルは鍵山優真(日本)、銅メダルには佐藤駿(日本)が輝き、日本勢2人が表彰台に登った。“本命”のまさかの脱落は当然、メダルの行方にも影響を及ぼし、それぞれにドラマが生まれた。
英紙『The Guardian』では、今大会の男子シングルの結果について、「フィギュアスケート史上屈指の大番狂わせとして語り継がれることになるだろう」と評している。
同メディアは、絶対的な優勝候補だった21歳に対し、「過去2シーズンにわたり無敵を誇ったマリニンのオーラは、この夜砕かれた」などと綴っており、2度の転倒があったフリーの内容にも、「長く傷を残すものとなった」と論じている。
また、新たに頂点に立ったシャイドロフには、「キャリアの大きな転機となった。4回転ルッツ、トーループ、フリップを含む5本の4回転を成功させた冷静でクリーンな演技は、本命が崩れた五輪で勝つにふさわしい内容だった」とパフォーマンスを評価。カザフスタン初の五輪フィギュア金メダリストであると説きながら、「同国にとって今大会初の金メダル、そして1994年リレハンメル大会以来となる冬季五輪金メダルをもたらした」などと偉業を称えている。





