“W杯ボイコット”の波紋はアフリカにも トランプ大統領の強硬姿勢にサッカー界で強まる反発の声「大陸の悲劇を生んでいる」
政治的対立に巻き込まれつつあるサッカー界
また、W杯出場の権利を放棄すべきという声は、アフリカ方面でも広まりを見せつつある。
かつてカメルーン代表、セネガル代表で監督を歴任し、アフリカ・サッカー界に精通するフランスの名伯楽であるクロード・ル・ロワ氏は、仏紙『Figaro』において、「彼はすべてのNGO団体を潰すことでアフリカに損害を与えている。それがこの大陸の悲劇を生んでいる」と言及。その上で、アフリカから出場する各国がボイコットを決意しても「不思議ではない」との見解を示した。
「サッカー界のトップリーダーたちは、もはやサッカーのことなど一切語らず、金のことばかりを口にしている。私はそういう状況にうんざりしているよ。トランプ大統領がアフリカ大陸に対して取っている行動、そしてFIFA会長(ジャンニ・インファンティーノ)が彼の味方であることを誇示していることを考えると、2026年ワールドカップのボイコットを呼びかけるべきではないかと考えている」
無論、現時点でボイコットの具体的な話し合いはされていないと見られている。英紙『The Guardian』は「多くのサッカー協会や連盟は、欧州全土の安全保障を含めた未来に対する重要な議題という観点から、おそらくグリーンランド問題に対する政府の対応に従う」としている。
サッカー界は間違いなく政治的対立に巻き込まれつつある。その中で無地にW杯が開催されるかは、国際的な関心事となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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