【巨人】期待の星 山崎伊織の今季初勝利で注目集まる もう一人の桑田門下生
昨年は1軍投手チーフコーチを務めた桑田氏(C)Getty Images
見事役割を果たした。19日のDeNA戦(佐賀)に今季初先発した山崎伊織投手が7イニング1失点で初勝利をあげた。
初回は2者連続三振からのスタート。2回に好調な関根大気にタイムリーを許すも、テンポ良く投げ、侍ジャパンメンバーでもある相手4番の牧秀悟には2打席連続でカットボールで空振り三振を奪うなど、最速151キロの直球に変化球のコンビネーションで最少失点に切り抜けた。
【動画】今季初勝利をあげた山崎伊織が、2回に好調な関根大気にタイムリーを浴びたシーンの映像
お立ち台では「キャンプで出遅れてしまった分、2か月間、2軍のコーチ、トレーナーの方々にサポートしてもらいながら、1軍で投げることができたので感謝の気持ちと、1勝できてホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。
悔しさをバネにした。宮崎キャンプでは第1クール最終日に右ひじ違和感のため2軍行きとなった。「本当に情けないと思うけど、自分と向き合えて過ごせた」と改めて自分自身を見つめ直す時間にしたという。
離脱時には「全力で投げられない人を1軍に置いておくことはできない」と厳しい言葉を投げかけた原監督もこの日の投球には「もともと、非常にいい投手ですから。これから痛いのかゆいの言わずに役割の中で自分を全うしてもらいたい」とフル回転を期待してみせた。
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