山崎伊織、自己最多119球で4勝目!若手躍動の巨人で復活待たれる「もう1人の桑田チルドレン」
桑田コーチは4勝目をあげた山崎伊の才能を高く評価していた(C)Getty Images
巨人は1日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)に3-2と勝利。2連勝で借金を完済し、再び勝率5割に戻した。
先発の山崎伊織の念投が光った。初回から毎回走者を出す苦しい展開。3回には3連続四球を出しながら、1点で抑えた。要所を断ち、7回1失点と試合を作り、4勝目をあげた。ハーラートップ6勝をマークする戸郷翔征とともに先発ローテーションの一角をしっかり守っている。
【動画】粘投する山崎を打線も援護する、3回に主砲・岡本和真がリーグトップとなる12号ソロを放った場面
自己最多、7回119球の力投には試合後の原監督も「それぐらい先発ピッチャーは投げてくれないとね」としながら、課題であった投球内容に関しても、まっすぐ中心に力強くロッテ打線を押し切ったことを高く評価した。
この試合は3回に前日も本塁打を放った岡本和真が2戦連発、リーグトップとなる12号ソロを放つなど、投打がかみあって勝利。パ・リーグ首位のロッテに勝ち越しと交流戦上々の滑り出しとなったチームでは、ほかにも合流が待たれている投手がいる。
昨年プロ初勝利を挙げ、活躍が期待されているプロ4年目の堀田賢慎は山崎伊と同じくトミー・ジョン手術を経て、現場に復帰した投手だ。最速155キロ右腕は山崎伊と並び、昨年一軍投手チーフコーチを務めた桑田コーチ(現ファーム総監督)の秘蔵っ子として知られる。右の本格派とあって、将来のエースと期待される逸材だ。