なぜ“破滅の道”に行ったのか 元日ハム助っ人たちが漏らした水原容疑者への本音「僕らはイッペイを信頼していたんだ」
元日ハム守護神もショックを隠せず…
単なる通訳業務だけでなく、身の回りのお世話も献身的に行っていた。だからこそ、今回のようなスキャンダルを起こすなど、とくに水原容疑者と接していた選手たちは理解しきれずにいる。
現在レッドソックスに所属する元日本ハムの助っ人右腕であるクリス・マーティンも、「僕はイッペイを信頼していたんだ……」と漏らしている。
2016年からの約2年間でクローザーを務めた経験を持つマーティンは、水原容疑者の事件について意見を求められ、「僕からは何も言うことはない。なぜなら、何も知らないからね」とキッパリ。ただ、異国での支えとなった名通訳に対するショックを隠し切れず、事件を知った瞬間の胸中を回顧している。
「僕と妻はニュース番組でイッペイの顔を見たときに、2人で顔を見合わせて『ウソでしょ。信じられない』と言葉を交わしたんだ。僕らは本当にショックを受けたし、今回の窃盗事件は、間違いなく僕を動揺させるものだった。物事は変わり、人も変わるものだけど、今、僕はこのことを考えることができない」
多くの野球人たちの信頼を得ていた人間がなぜ破滅の道を進んでしまったのか。助っ人たちの言葉を聞き、事態の重みはより増している。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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