「なんてことだ。全部が台無しなる」――ド軍CEOが舞台裏で漏らしていた本音 米記者が回想した水原被告の“虚飾まみれの事件”

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パドレスとの開幕戦ではベンチに座り、大谷とも平然と会話を交わしていた水原被告。(C)Getty Images

 今から約1年前。球界のみならず、世間をも震撼させたのは「名通訳」によるスキャンダルだった。昨年3月20日に韓国・ソウルで行われたMLBの開幕シリーズの最中、ドジャースに所属する大谷翔平の通訳を務めていた水原一平被告のそれである。

【動画】明るみになった衝撃の声真似 水原被告と銀行員のやり取り

 本人が米スポーツ専門局『ESPN』の追求に応じたことで明るみになった本件は、水原被告が大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億円)を盗み、スポーツ賭博の胴元に不正送金したとする銀行詐欺罪などに問われた大スキャンダル。開幕が間近に迫った球界や関係者はもちろん、お茶の間も愕然とする事件となった。

 1年前のまさにこの時期に起きた球界のスターを巡る大事件は、いまなお業界関係者の心に小さくない衝撃として刻まれている。現地時間3月5日にドジャースの専門サイト『Dodger Blue』のインタビューに応じた日刊紙『Orange County Register』のビル・プランケット記者は、「あの時はあらゆることが危険に苛まれるかもしれないという状況だった」と回想している。

 同紙のドジャース番を務め、大谷に関する書籍も執筆したプランケット記者。エンゼルス時代から二刀流スターの素顔を追い続けてきたベテランは、水原被告のスキャンダルが起きた当時の球団関係者たちの表情も克明に語っている。

「事件が明るみになって、私がスタン・カステン(ドジャースCEO)に話を聞いた時、彼のイッペイの起こした騒動に対する最初の反応は『なんてことだ。全部が台無しになるかもしれない』というものだった。球団が用意した計画、マーケティング戦略などが全て終わりかねない状況だったからだ」

 事件を韓国、それもパドレス戦を控えた中で知ったというプランケット記者は「我々記者たちも何も見えてなかったと思う」と回想。さらに「最初のパドレス戦の後にショウヘイに話を聞こうにも、通訳をするイッペイがいないという状況だった。そして翌朝になって彼(水原被告)がチームと何かを話し、すべてがどっと崩れた」と“現場”での反響を語る重鎮は、事件に対する自身の想いも口にした。

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