大谷翔平、ついに取材対応を決断 ド軍ロバーツ監督も「正しい」と称賛「しっかりと線引きするのがプロ野球選手だ」
水原元通訳(右)との関係が一部で問題視される大谷(左)。(C)Getty Images
ついに“渦中の男”が一連の騒動について口を開く。
ドジャースの大谷翔平は、現地時間3月25日に、韓国での開幕シリーズ2戦目(21日)を前にして、違法なスポーツ賭博に関与したとして電撃的に解雇された元通訳の水原一平氏と、自らが問題視されている胴元へ送金した疑いなどについて取材対応を示唆した。
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グラウンド外で騒動に対する余波は広まっている。発端となったのは、「ギャンブル依存症に陥っていた」(米スポーツ専門局『ESPN』での本人談)という水原氏の行動だ。同氏は米連邦捜査局が調査を続けていた南カリフォルニア州に拠点を置く違法ブックメーカーに対して、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)の資金送金。自身の抱えていた借金を支払っていたとして問題となった。
これまで大谷側は、弁護士が所属するバーク・ブレトラー法律事務所の広報担当者のコメントとして「我々は大谷翔平が大規模な窃盗の被害者であることを分かり、我々はこの問題を当局に引き渡している」と声明を出すにとどまってきた。ゆえに本人が取材対応をするとなれば、騒動が起きてから初めて口が開かれる。
ゆえに米メディアでも大きな注目を集めている。そうしたなかで、指揮官も真実を自ら明らかにする気持ちを固めた大谷の考えを慮る。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、現地時間3月24日に行われるエンゼルス戦前の取材対応で、地元スポーツ専門局『LA Sports Net』などに「彼が自ら自分の知っていることを話し、状況全体について考えを述べてくれるのは良いことだし、正しいことだと思う」と、本人の決断を称えた。