”賭博トラブル”に揺れる米スポーツ界 MLBやNBAでの不正疑惑に警鐘「プロ競技の誠実さに疑問を投げかけている」

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水原氏の違法賭博問題だけでなく、米スポーツ界は根深い課題を抱えているようだ(C)Getty Images

 MLBは今季開幕直後、大谷翔平の元通訳・水原一平氏をめぐっての違法賭博疑惑が発覚した。水原氏はドジャースを解雇されるも、瞬く間に“スキャンダル”として全米に伝わり、華々しくスタートするはずだった新シーズンに大きな影を落とした。

 また、米国内では同時期にNBAでも、ギャンブルに関してのトラブルが起きているとして、米メディア『GIVEMESPORT』がこれらの騒動が相次いでいることに警鐘を鳴らしている。

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 同メディアは、現地時間4月4日(日本時間5日)に配信となった記事の中で、3月下旬にトロント・ラプターズのジョンタイ・ポーターが個人のスタッツを扱うプロップベッティングにおいて不正に関与したとして、リーグからの調査を受ける事態に発展したと説明。その上で「ここ数週間、スポーツ界は一連の賭博論争に揺れ動き、プロ競技の誠実さに疑問を投げかけている」と綴っている。

 続けて「ラプターズのフォワード、ジョンタイ・ポーターに対するNBAの調査から、MLBのスーパースター、ショウヘイ・オオタニの通訳イッペイ・ミズハラの窃盗疑惑など、これらの事件によりスポーツとギャンブルの間に広がる交点がクローズアップされることとなった」と指摘。

 さらに、大谷を巡る一件については、「オオタニは最近、通訳だったミズハラに対する疑惑に端を発した賭博論争に巻き込まれた。ミズハラは違法な賭けのために数百万ドルを盗んだとして告発され、オオタニの関与について憶測を呼んだ」と振り返りながら、「この事件はスポーツ賭博がアスリートの誠実さに与える広範な影響や、他のプロリーグでも同様の論争が起こる可能性について懸念を抱かせた」と多方面への影響の大きさを強調している。

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