サッカー大国で広まる「野球旋風」の余波 伊紙が伝えた“米国産代表”へのいわれなき批判「“イタリア人ではない”と鼻を摘まむ人もいる」【WBC】

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選手たちがベンチでエスプレッソを嗜む光景もお馴染みとなった(C)Getty Images

変化を見せ始めた野球代表への見方

 いわば「イタリアにルーツを持っているだけ」の選手たちの躍動に批判的な目もなかったわけではない。それでも檜舞台で、伝統の青いユニフォームを身に纏って連戦連勝を重ねた彼らの躍進は、国内の見方を変えている。

 選手たちについて「野球のイタリア代表には何百万人ものイタリア人の物語があり、なぜ彼らがイタリアを代表すべきではないのか。(批判は)理解に苦しむ」と綴った同紙は、代表チームの編成を取り仕切ったネッド・コレッティGMのコメントを伝えている。

「私はこの若者たちに、曽祖父、祖父、そして両親が、より良い生活を求めてアメリカに渡ってきたことを思い出させた。ニューヨークの地下鉄建設に貢献したのは誰だったのか、そしてエンパイア・ステート・ビルの建設に貢献したのは誰か。そうイタリア人だ。だから誇りを持って行動してほしい。十分に勝てれば、誰も私たちを異質な集団と見なすことはない」

 その上で、同紙は改めて今大会で野球代表がもたらした影響を訴えている。

「この奇妙でありながら記憶に残る日々は、実に様々な影響を与えている。イタリアでは野球が話題になり、アメリカではイタリアが話題になっている。まるで夢のようで、現実のこととは思えないのだ」

 世界的に大きな反響をもたらしているイタリアの野球代表。サッカー大国でも広まった存在感は、WBC、ひいては野球の価値を高める意味でも貴重なものとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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