W杯で立ちはだかる“8強の壁”を破る11人は誰だ?「アジア最強」とされる3-4-2-1に当てはめてみた

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左のウイングハーフは三笘で決まりだろう(C)Getty Images

 次は2シャドーだが、一枚は、鎌田大地で確定だ。チャンスメイクだけでなく、ビルドアップの可変性を担保する意味でも、鎌田は外せない。もう一枚は、攻守の連係が優れた南野拓実か、あるいは世界級のDFさえ手玉に取れる、久保建英か。

 久保の個の力は、戦局が一方に傾いたとき、より大きな価値を発揮する。たとえば、日本がリードして引いた状態からのロングカウンターの起点として。あるいは相手がリードして引きこもったブロックを、個でこじ開ける切り札として。久保→南野よりも、南野→久保で試合を展開したほうが有効と考え、南野をスタメンに推す。

 次はウイングだが、左ウイングハーフの三笘薫は確定。右に誰を選ぶか。

 最終予選では堂安律がファーストチョイスで、伊東純也が途中から出るケースが多かったが、ベスト8の壁に挑むに当たっては、正直どちらも厳しい。特に自陣に引いた状況や、ネガティブトランジションの対応が怪しくなる。ワールドカップのレベルを踏まえれば、アジア予選のように攻撃的な両ウイングを並べ、終始、敵陣に押し込み続けるプランは、想定としては楽観的すぎる。あまり現実的とは言えない。

 そこで、右ウイングハーフには菅原由勢を推す。左に三笘、右に菅原と、ポジションの個性をアシンメトリーに配置し、柔軟に戦えるようにする。たとえば、守備は左の三笘から縦ズレしてプレスをかけ、菅原は最終ラインのカバーに重点を置く。4バックと3バックの中間のような守り方だ。

 戦術の型は、選手の理解を早めると同時に、分析されやすくなる側面がある。固定化された3バックの守備では、レベルの高い相手に対しては簡単に侵入を許したり、あるいは自陣に押し込まれ続ける恐れが大きい。

 攻守で立ち位置の可変を生み出し、相手を戸惑わせる要素が欲しいので、ウイングは左右をアシンメトリーにし、菅原を選んだ。

 ボランチは遠藤航と守田英正だ。今のところ他のチョイスはない。ドイツで評価を高めている佐野海舟が入ってきたら、多少変わる可能性もあるが、ちょっとどうなるかわからない。

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