国際柔道連盟のSNSも“炎上”…日本戦で物議の”無作為ルーレット”批判に仏紙は反論「運命がフランスを選んだ」【パリ五輪】
それを物語るようにルーレットを操作する「責任」を持つ国際柔道連盟のSNSには、批判が殺到している。
大会後に公式Instagramを更新した彼らは「過去最高のファイナル。フランスと日本が一生忘れられない柔道の90分を生み出した」と両国の死闘を絶賛。さらにテディ・リネールは、フランスのためオリンピックのタイトルを防衛するため1度ではなく、2度も呼び出された」と綴った。だが、これに「本当の勝者は日本」「とても不公平だ」「酷い茶番だ」「柔道というスポーツは世界の笑いものになっている」「2度呼び出された?選んだのは誰だ」「ジャッジを含め、全てがフランスを推していた」と糾弾する意見が相次いだ。
無論、メディアを含めてフランス側は、ノミス会長と同様に勝負があくまで公正であったと強調する。日刊紙『Le Telegramme』は「誰もどうなるか分からない抽選方法によって生まれた壮大なシナリオは日本を泣かせた」とリポート。さらにラジオ局『Europe1』も「運命がテディ・リナールを選んだのだ。運命が日本ではなくフランスを選んだと言ってもいいかもしれない」と伝えている。
小さくない論争を呼んだ今回の選定方法。その反発意見の多さを考えると、その手法は熟考する余地があるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「彼らは偶然のふりをした」柔道団体決勝をめぐって国際柔道連盟のSNSに世界中から批判殺到「3つ目のシドーはどこ?」【パリ五輪】
【関連記事】「新たな不信感を抱いた」死闘を“演出”したルーレットが波紋 フランスの流れを生んだ革新技術に欧州記者も疑念【パリ五輪】
【関連記事】「インチキスロット」「ズルーレット」…議論紛糾の柔道団体の抽選方式をめぐってオリンピアンからも一石 「サイコロとかカードとかリアルに見える形にして欲しい」【パリ五輪】