久保、鈴木、遠藤も…パリ五輪”選外”に安堵の声が続々 ソシエダにとって「素晴らしいニュース」、リバプールには「大きな弾み」

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久保や遠藤らの選外について地元紙から安堵の声が続いた(C)Getty Images

 パリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバーが発表された。藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)や細谷真大(柏レイソル)などが順当に選ばれたが、世代屈指のタレントである久保建英(レアル・ソシエダ)や鈴木唯人(ブレンビー)が選外となり、オーバーエイジ枠の選手も0人だった。

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 五輪はインターナショナルマッチウィーク外の開催で招集に拘束力がないため、選出にはクラブの了承を得なければならない。久保や鈴木唯、オーバーエイジ選手を選べなかった理由について、山本昌邦ナショナルチームダイレクターが会見で次のように説明した。

「現場からオーバーエイジの希望はあり、1年以上かけて海外組の調整は進めてきましたが、監督が変われば選手の立ち位置も変わるなかで、先を予測した交渉は困難を極めました。オーバーエイジに限らず、A代表でも活躍しているこの年代の久保建英選手、鈴木唯人選手、鈴木彩艶選手も招集が叶いませんでした。彼らはチームでとてつもなく大きな存在で、必要とされているからこそ、困難な状況になったと思っています」

 山本ナショナルチームダイレクターの言うとおり、招集できなかった選手たちが「チームでとてつもなく大きな存在」なのは明白だ。実際、スペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』は久保の選外について次のようにレポートしている。

「イマノル・アルグアシル監督にとって素晴らしいニュース。レアル・ソシエダからの要望によって予想通り、クボはパリ五輪に招集されず、クラブでプレシーズンを過ごす。スタッフ陣がパリ五輪への扉を閉じるように促した理由は、リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグ以外にもアジアカップなどの国際試合をこなし、試合や移動が多すぎたからだ。現状、クボは11日から合流予定で、プレシーズンの大部分で大スターを起用できるのは大きい」

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