日本ハム退団の大嶋 日本ソフトボール協会が「現役復帰でも指導者でも」全面サポートを約束
日本ハムから戦力外通告を受けた大嶋匠捕手(28)が現役引退を発表した。早大ソフトボール部から11年ドラフト7位で入団。異色の経歴として注目を集めたが、通算15試合出場で打率・167、0本塁打、1打点。プロ野球の世界で自身が満足する結果は残せなかったかもしれないが、誰も挑戦したことのない新境地でプロ7年間戦い続けた価値は大きい。報道陣に対応した大嶋は「両方、経験できたのはぼくしかいない。ソフトボールにも恩返しをしたいです」と新たな夢を語った。
大嶋は中学から大学までソフトボールに打ち込んできた。早大U-19日本代表の4番打者で世界男子ジュニア選手権大会3位に貢献し、大学リーグ公式戦で13試合連続アーチを放つなど通算80本塁打。プロ野球の世界は現役引退したが、ソフトボール界では怪物として名を轟かせてきただけに、アマチュア時代に輝いた競技でプレーする姿を見たい人も多いだろう。日本ソフトボール協会の横田博之事務局長は「プロ野球のドラフトで指名されて7年もプレーした。ソフトボールの名を広めてくれた功績は非常に大きいと思います」と敬意を示した。大嶋が「ソフトボールにも恩返しをしたい」と発言したことには、「ありがたいですね。大嶋選手がこれからどのような道に進むかはわからない。これからゆっくり考えると思います」と前置きした上で、「もちろん、我々とご縁があればありがたい話だと思います。男子ソフトボールはまだまだ周知されていない。もし大嶋選手がプレーすればソフトボール界も盛り上がるし、指導者を目指すのであればプロ野球の経験も生きると思います」と全面的にサポートすることを約束した。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]