プロ野球選手会が「ふざけるな」と憤る「あの球団」と「致命的な問題」とは
こういった選手会の主張に対しては球界内にも同調する声が上がる。「いくらルール内といってもロッテの25%一律カットスタートにしろ、巨人の大量育成問題にせよ、特にまだ実績もなく弱い立場の若手を狙い撃ちするようなやり方にも見える。よく野球界の裾野を広げるためにといったお題目も聞くが、こういったことが報じられて果たして子供たちが夢を持って野球界を目指すだろうか。そのあたりのことも各球団、真剣に考えたほうがいいかもしれない」(球界関係者)と野球界全体にとってマイナスイメージが広がることを危惧する。
日本ハムのノンテンダー契約をめぐっては、事前協議もなく選手に対して一方的な通告だったことも波紋を呼んでいる。こちらは高額年俸の選手を狙い撃ちにしたやり方であり、チームを支えてきた功労者への扱いとしても疑問視されている部分がある。
全般的に選手の立場が弱くなっていることで選手会は「選手と球団は対等な立場であるという精神からあまりにもかけ離れた現状」と危機感を募らせる。今後も目を光らせていくつもりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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