ドジャース、今オフはソト獲得に本腰か 止まらぬ銀河系軍団を米記者は“タブー視”「競争バランスが危険なほど崩れる」
その中でヤンキースやメッツとともに獲得が有力視されているのは、多くのスター選手たちを抱えるドジャースだ。
昨オフに大谷翔平との10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)をはじめとする総額10億6700万ドル(約1547億円=当時のレート)という天文学的な補強を展開したドジャース。今オフには左翼手のテオスカー・ヘルナンデスがFAとなり、打線の核を担えるスラッガーは補強ポイントの一つとなっている。
ドジャースは贅沢税の問題も懸念されていたが、大谷と締結した97%の後払い契約によって資金的余裕が生まれている。ゆえにソトとの争奪戦に大枚をつぎ込める体制は十分に整っている。
もっとも、ドジャースのソト獲得には“問題”と見る識者もいる。米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、ニューヨークの放送局『YES Network』のマイケル・ケイ氏との電話インタビューで「ソトがドジャースに加われば、リーグの競争バランスが危険なほど崩れる。ドジャースは事実上で無敵となり、MLBの財政状況に混乱が生じる」と主張した。
果たして、ドジャースは米球界で“タブー視”もされるソト獲得に本腰を入れるのか。昨オフの大谷がそうであったように、水面下で動き出している争奪戦は白熱していきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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