「オオタニが1番で、君が2番だ」ド軍ロバーツ監督がソトとの交渉の場で明かしていた“電撃構想” 米ESPNが内幕を報道

大谷やベッツ、フリーマンの「MVP」トリオにソトが交われば、夢のような打線が完成していたのは間違いない。(C)Getty Images
世界的な関心を集めた大争奪戦の舞台裏が浮かび上がってきた。
球史に残る大争奪戦の渦中にいたのは、今オフにFAとなったフアン・ソトだ。最終的に史上最長にして、最高の15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)でサインしたのだが、彼の獲得を巡っては古巣のヤンキースをはじめ、レッドソックス、ドジャース、ブルージェイズが空前絶後のマネーゲームを繰り広げた。
ソトに対して高額年俸はもちろん、本拠地のスイートルーム使用権、本人と家族へのボディーガード配備など至れり尽くせりの契約を提示したメッツ。これ以上にないほどのオファーをした彼らだが、米スポーツ専門局『ESPN』によれば、交渉はギリギリまで難航していたという。
「ソトのような選手のために交渉をするのは、まるでダイナマイトで釣りをするようなものだった。どのチームも次から次へとやって来た」
ソトの代理人で、球界屈指の剛腕として名高いスコット・ボラス氏が、そう『ESPN』の取材で振り返ったように各球団の売り込みは相当なものだった。とくに“銀河系軍団”を有するドジャースのオファーは凄まじいものがあったという。
1 2