開幕前に“大谷超え”も大不振で批判噴出 米記者は「1097億円男」ソトの緩慢な態度に苦言「明らかにマイナスだ」

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開幕から精彩を欠いているソト。そのパフォーマンスに厳しい声が飛んでいる。(C)Getty Images

 怪物スラッガーの調子がどうにも上がらない。メッツのフアン・ソトだ。

 昨オフにFAとなったソトは、ヤンキースやレッドソックス、ドジャースも絡んだ複数球団の競合の末に、メッツと15年総額7億6500万ドル(約1150億円=当時のレート)のメガディールを締結。前年に大谷翔平がドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)を大きく上回る規模の契約をした。

【動画】ヤンキースタジアムに“凱旋”のソト 異様な雰囲気で迎えられるシーン

 プロスポーツ界でも史上最高額とされる契約を交わしたソト。必然的に周囲の関心が高まったのだが、そのプレッシャーが裏目に出たのか、今季は開幕から低調なパフォーマンスに終始。打率.243、8本塁打、21打点、長打率.429と期待された働きを見せられてはいない。

 まだ15年契約の1年目でやや躓いた感は否めない。そんなソトに対して世間からの視線は日に日に厳しいものになっている。米スポーツ専門局『CBS Sports』のマイク・アクサ記者は「15年契約のうち50試合にも満たないが、メッツが期待していた輝きはまだ見せていない。期待したほどのインパクトを残していないと言っても過言ではないだろう」と指摘。「高額契約を結ぶと、特にニューヨークでは厳しい監視の目にさらされる。それが現実であり、ソト自身も契約にサインした時点で、自分が何に同意するのか分かっていたはずだ」と論じている。

 ソトの現時点での成績については「そこまで悪くない」と記すアクサ記者だが、打席内で投げやりな態度を見せる本人の振る舞いについては「明らかにマイナスだ」と糾弾。「期待を下回るパフォーマンスの低さと相対的に増えている生産性の低さを考えても、彼がメッツのファンを納得させるには、まだ努力が必要だと言える」と断じた。

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