「お互い必死に戦った結果」永山竜樹が“不可解判定”の一戦を振り返る 対戦相手を気遣い「誹謗中傷は避けて」【パリ五輪】
永山竜樹が“不可解判定”の一戦をインスタで振り返った(C)Getty Images
パリ五輪柔道男子60キロ級で、日本代表の永山竜樹(世界ランク6位)がスペイン代表のフランシスコ・ガルリゴス(同4位)に敗れた。この一戦はがいまだ波紋を呼んでおり、永山が自身のインスタグラムでコメントした。
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永山とガルリゴスはともに最終的に3位決定戦で勝って銅メダルを獲得したが、問題の一戦は27日の準々決勝で起きた。
永山がガルリゴスに片手絞めで一本負け。直前に「待て」がかかったにも関わらず、ガルリゴスが絞め続けて「不可解な判定」となった。
この件に関して永山は29日、インスタに「パリオリンピックたくさんの応援ありがとうございました。目標には届きませんでしたが、みなさんの応援のお陰で最後まで戦い抜くことが出来ました」と感謝を述べると、「準々決勝に関しては、お互い必死に戦った結果なので、ガリゴス選手への誹謗中傷などは控えて頂きたいです。審判の方も判断の難しい状況だったと思います」(原文ママ)と、対戦相手を気遣った。
また、「敗戦後に抗議をして握手に応じれなかったことは申し訳なく思っています」と謝罪し、「まだ悔しい気持ちがありますが、みなさんからの温かいメッセージに元気をもらっています。本当にありがとうございます。今回のパリオリンピックでの経験を活かして、また4年後に成長した姿を見せれるように日々精進していきますので、応援の程よろしくお願い致します」と、4年後に向けて再起を図ることを約束した。