今秋ドラフト「最大の隠し玉」田澤ルールと田澤純一の今後

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田澤本人の意思は?

 ただ、ここ数年は勤続疲労からなのか、球威の衰えが見られ、かつての切れがない。2018年はマーリンズとエンゼルスで計31試合に投げたが、防御率7・07と散々。2019年はカブスとマイナー契約を結び、シーズン中にはレッズとマイナー契約を結び直したが、メジャーのマウンドに立つことはできなかった。今年6月で34歳という年齢面を加味しても、メジャー復帰を目指すという道は簡単ではない。加えて感染爆発が続く米国では、メジャーリーグの開幕が全く見通せない状況にある。

 レッズ退団後の田澤の足音は全く聞こえてこない。トレーニングは継続しているのだろうが、米球界を希望しているのか、はたまた日本球界を視野に入れ始めているのか。田澤本人の意思が何よりも大事ではあるのだが、田澤がここ数年示したパフォーマンスは、日本球界に気持ちがいつ傾いてもおかしくないようにも映る。

 今年のドラフト会議は11月5日の予定。その隠し玉として名前が呼ばれる時は来るのか。メジャーで全盛期の球威を期待するのは酷かもしれないが、いくつもの大舞台を制してきた経験と、そのマウンドさばきは、多くの球団が魅力的に感じることだろう。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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