「ナカタニが断然、有利だ」防衛戦決定の中谷潤人、敵国メディアも認める挑戦者との”力の差”「勝つには並外れた努力が必要」
トレンティーノ氏はそのように中谷が明らかな格上であると述べている。さらにアストロラビオに対し、「それが今の彼が持てる最高のモチベーションとなるはずだ。なぜなら、私の意見では彼はかなり劣勢になると考えている」と主張。挑戦者の心情を読み解きながら、「もちろん私が間違っていることを願いたいが、やはりナカタニが断然、有利であることは確かだ」と見通している。
また、日本が誇る4団体統一王者の井上尚弥の名前も挙げ、「イノウエに次いで、彼(中谷)は今最もホットな日本人ボクサーだと思う」と称える一方でトレンティーノ氏は、「これはボクシングだ。リングに上がれば、2人だけになる。アストロラビオの番狂わせがあっても不思議ではないだろう」と見解を示している。
トレンティーノ氏による展望は、チャンピオンの優位を予想しながらも、チャレンジャーへの期待の言葉にも熱が籠っているようだ。果たして7月20日、両者によるビッグファイトはどんな結末を迎えるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥vs中谷潤人の“黄金カード”は実現するか? 米敏腕トレーナーが断言「今のイノウエは無敵。でも挑戦する」
【関連記事】グッドマンに井上尚弥戦は「自殺行為」 合意間近の一戦に豪伝説戦士が辛辣意見!「世界王者になるなら、今はやめるべき」
【関連記事】“パンチの質”にも言及! 井上尚弥のリング誌PFP1位に英記者が異論「クロフォードはイノウエのように打ち込まれる危険もない」