「まだ1回だった」中谷潤人の戦慄の一撃に愕然 アストロラビオ母国紙も秒殺KOを悲観「悲惨な形で終わった」
より強い言葉でアストロラビオの惨敗劇を振り返ったのは、同じくフィリピンの日刊紙『Inquirer』。彼らは粘りも見せられずに屈した挑戦者に「再起に向けては、今以上に努力しなければならない」と発破をかけ、勝負が決した場面を次のように描写している。
「アストロラビオの世界への挑戦は、強烈なパンチ力を持つ日本人サウスポー、ジュント・ナカタニに食い止められ、悲惨な形で終わった。ナカタニのボディショットを受けて痛みに崩れ落ちたアストロラビオ。試合はまだ1回だったが、そこから戦いを続けるだけの力は彼になかった」
たった一撃で試合を終わらせた中谷。試合後のフラッシュインタビューで「向き合った時は気持ちを感じて長くなるかと思ったが、いいパンチが入って良かった。ちょっと早すぎたかな」といたずらっぽく笑った顔に世界王者の恐ろしさを見た。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「あまりに速すぎる」中谷潤人、戦慄の157秒KO劇に米記者たちも愕然「なんてこった。この若者をPFPの上位へ」
【関連記事】6階級制覇も睨む26歳が見据えるは“モンスター”の背中――特筆すべき中谷潤人の進化と近未来【現地発】
【関連記事】井上尚弥が漏らした“マッチメークの綾” ドヘニー戦が「必ず面白くなる」と語った理由「やってきたボクシングと性格を考えれば――」
1 2