中谷潤人との“衝撃の99回”に「狂ってるとすら」 井上尚弥からダウン奪った男が漏らした本音「どのラウンドも全部違った」
世界的に声価を高め続ける中谷。そのポテンシャルはライバルたちも舌を巻く(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
規格外のポテンシャルに、名手も舌を巻く。
来る12月27日、ボクシングの前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)は、サウジアラビアのリヤドでWBC世界スーパーバンタム級9位のセバスチャン・へルナンデス(メキシコ)に挑む。来年5月に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのメガマッチが計画されている27歳にとっては、これが転級初戦。いわば試金石となる一戦だ。
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日本、いや世界が期待する“モンスター”との大一番に向け、中谷に対する関心は高まる一方だ。そうした業界内のポジティブな見方を後押しするように、「クレイジー」と“ビッグバン(中谷の愛称)”を称えたのは、WBA同級2位ラモン・カルデナス(米国)である。
今秋に米ロサンゼルスでの合宿を共にこなし、スパーリングで直接対峙したというカルデナスは、米専門配信サービス『Pro Box TV』のインタビューで「ナカタニと俺は99ラウンドをこなした。どのラウンドも全部違ったんだ」と証言。ラウンド毎に微調整を重ね、グレードアップしていったという日本人ファイターに脱帽した。
かく言うカルデナスの実力も確かだ。今年5月には8回45秒TKO負けを喫したものの、井上から2回にダウンを奪う激闘を演じた。そんな剛腕が「クレイジー」と振り返る言葉からは、中谷との濃密な練習が伺える。





