「ジャッジは無能」と批判も生んだ大差採点をどう見た? 中谷潤人に敗れたエルナンデスが持論「ジュントは偉大なファイターだ」

タグ: , , , , , 2025/12/28

壮絶な打ち合いを見せた中谷とエルナンデス(C)Getty Images

 転級初戦で、“ビッグバン”は明らかな苦戦を余儀なくされた。

 現地時間12月27日、ボクシングの前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)は、サウジアラビアの首都リヤドで、スーパーバンタム級ノンタイトル12回戦を実施。WBC世界同級10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に3-0(115-113×2、118-110)判定勝ちを収めた。

【動画】響く打撃音 中谷潤人とエルナンデスが見せた壮絶な乱打戦をチェック

 内容は中谷にとってシビアなものとなった。20戦全勝(18KO)のキャリアを誇り、よどみなくパンチを繰り出すエルナンデスを前に、押される場面も散見した27歳は、強打を幾度か被弾。痛々しく腫れ上がった右まぶたは、激闘の模様を物語った。

 もっとも、3人のジャッジはいずれも中谷を支持。2人は2ポイント差だったものの、1人は8ポイントの大差をつけた。これは相手に被弾させたパンチの割合(中谷が35.5%、エルナンデスが29.6%)がエルナンデスを上回った結果などが影響を与えたと見られる。

 ただ、右まぶたのダメージもさることながら、珍しく後手に回る場面も見られた中谷。それだけにジャッジには異論が噴出。元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンらを指導し、米スポーツ専門局『ESPN』で解説を務めるテディ・アトラス氏は自身のXで「試合は長期戦となり、激しい打ち合いになれば、“アンダードッグ”にも勝利するチャンスがある」と言及。その上で、「残念ながら、ジャッジの考えは私とは違ったようだ。とくに118-110という判定は、無能なのか、それとも不正か?」と辛辣に綴った。

 採点結果から勝利にケチが付く形となった。一方、リング上で中谷と拳を交わしたエルナンデスは、周囲の喧騒をよそに、勝者を称えている。

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム