朝倉海に飛んだ「未熟」の指摘 世界の壁を見せつけた王者パントージャが回顧した“勝負の分かれ目”「俺が倒し方を見せた」

タグ: , , , , , , 2024/12/13

パントージャのスキルの違いを見せつけられた朝倉。(C)Getty Images

決め手は寝技ではなく「関節蹴り」

 血気盛んな日本人チャレンジャーを圧倒したUFC王者の言葉は重い。

 現地時間12月7日に米ネバダ州ラスベガスで行われた世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』のイベント「UFC310」で、UFCフライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)は、デビュー戦での世界戦に挑んだ朝倉海(JAPAN TOP TEAM)を2回で一本勝ち。一撃に秀でた日本人ファイターを退け、王座防衛を果たした。

【動画】朝倉海がまさかの一本負け UFC王者パントージャの絞め落としシーン

 文字通り完勝だった。序盤から磨き上げてきた打撃を繰り出した朝倉は、膝蹴りやカウンターで突破口を模索。しかし、一連の攻撃にパントージャは危なげなく対応。1回には一瞬の隙を突いてテイクダウンを成功させるなど、元RIZIN王者を守勢に回していく。

 そして、2回に勝負を決める。パンチの攻防からスタンディングで朝倉の背中に飛びついたパントージャはバックを取るやいなや、ギュッと足を固めて締め上げる。そして、あっという間に朝倉をマット上に倒すと、ボディーを足四の字でロック。

 身動きが取れず、完全に防戦一方となった朝倉が懸命にディフェンスするが、パントージャは一枚も二枚も上手だった。背後から右手を首へと絡ませると、一気にリアネイキッドチョークで締め上げ、挑戦者を失神させた。

 試合後に「これがUFCだ」と豪語したパントージャ。世界の壁を示したUFC王者は、何が勝敗を左右したと見ているのか。元スポーツ専門局『ESPN』記者のアリエル・ヘルワニ記者がホストを務めるポッドキャスト番組『The Ariel Helwani Show』に出演した際に、次のように朝倉戦を回想している。

「彼の膝に繰り出した関節蹴りが決め手だったと思う」

 グラウンドでの攻防でもなく、寝技のスキルでもなく、打撃が勝負の分かれ目になったというのはやや意外だ。実際にパントージャが指摘した初回のシーンを振り返ると、朝倉が被弾した関節蹴りは左膝にポンッと当たるような形であり、素人目には重大なダメージがあったようには見えない。

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム