「暗中模索の状態」佐野海舟の騒動に波紋 契約後の逮捕にマインツ指揮官と独紙が悲痛な訴え「我々の手には負えない」
佐野の逮捕報道にはドイツでも驚きの声が広まっている。(C)Getty Images
日本代表MFの前代未聞の事件に波紋が広まっている。
7月17日、30代の女性に性的暴行を加えたとして、日本代表MFの佐野海舟が警視庁に不同意性交容疑で逮捕されたと一部メディアによって報じられた。
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今夏までJ1の鹿島に所属していた佐野は、去る7月3日(現地時間)にドイツ・ブンデスリーガの古豪マインツと移籍金250万ユーロ(約4億2000万円)の4年契約を締結。ヨーロッパへのステップアップを図っていた。
スターダムをのし上がる最中での逮捕にドイツでも衝撃が広まっている。マインツの地元紙『Allgemeine Zeitung』は「現在も情報の詳細について調査中である」と現時点でのクラブの動静をリポート。その上で今夏に迎え入れた新戦力の離脱を惜しむボー・ヘンリクセン監督による指揮官としての切実な訴えを伝えている。
「(予定されていた合流日である)明日、彼が来ることを願っている。クラブの誰もがそう願っているよ。だが、我々はそれが現実的ではないことも理解している。どうなるのか見守ろうと思う。私たちはまだ何も分かっていない。今、変えられないことを心配していても意味がない。この件に関して、我々の手には何も負えない。大事なのは自分たちの仕事をするだけだ。選手たちは自分の仕事をして、ベストを尽くすのみだ」