ペップが「並外れている」と惚れ込む才気 三笘薫の秘める無限大の可能性「まだ完成された選手ではない」
ウォーカーとのマッチアップでも異彩を放った三笘。そのプレーに対する評価はうなぎ上りだ。(C)Getty Images
「最後には落ち着いて再びボールを奪える時間があったが、我々は10分、15分、20分にわたって苦しんだ。ただ、ミトマは並外れた選手で、ファティは狭いスペースでのスピードを持っている」
これは去る10月21月に行われたプレミアリーグ第9節で、ブライトンと対戦したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督のコメントだ。2-1で接戦を制した自軍のパフォーマンスを問われた名将は対峙した三笘薫への賛辞を口にした。
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左サイドハーフで先発に起用された三笘は、出色のパフォーマンスを見せつけた。時に3枚のマーカーをつけて対応した相手守備陣を巧みにかいくぐりながら、持ち味のドリブル突破を披露。73分には相手の右SBで、対人プレーに絶対の自信を持つカイル・ウォーカーを鮮やかに抜き去り、アンス・ファティの得点の基点となった。
地元ニュースサイト『Sussex World』でも7点の高評価を下された三笘。対応策を見事にこじ開けた日本人を目の当たりにし、“ペップ”も「並外れた選手だ」と称賛した。この百戦錬磨の名将が口にした言葉は、現地メディアでも大きくクローズアップされている。
欧州サッカー界でも確かなネットワークを築いている米メディア『The Athletic』は、「ブライトンの“並外れた”カオル・ミトマはまだまだ成長できる」と銘打った記事を掲載。グアルディオラ監督が今夏の日本ツアーにおいても三笘を「信じられないほどの影響力を持っている。適切な監督の下で、適切なポジションにいる」と称賛していた事実を強調。「ペップ・グアルディオラはカオル・ミトマを間違いなく気に入っている」と指摘した。