サウジ強豪からの巨額入札を断固拒否 三笘薫の引き留めに奔走するブライトンを地元メディアが絶賛「ミトマもそんな移籍に興味がない」

クラブからの信望も厚い三笘。(C)Getty Images
仰天の一報が列島を賑わせた。
英公共放送『BBC』など複数の英メディアが、サウジアラビア1部の強豪アル・ナスルが、プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫を5400万ポンド(約103億1400万円)の獲得オファーを提示していたとすっぱ抜いた。
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世界の度肝を抜く大型補強の勢いは止まらない。石油依存から脱却する取り組みを加速させているサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が関与する巨大政府系ファンド「SWF」が絡む国家プロジェクトの後押しを受けるアル・ナスルは、22年12月にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと2年2億ドル(約280億円)というエポックメーキングな契約を締結。以降も、セネガル代表FWサディオ・マネやフランス代表DFのアイメリク・ラポルトらスター選手たちを相次いで獲得。国際的な知名度を高めていた。
この1月の移籍市場でもアル・ナスルは札束攻勢を展開。アストン・ビラに所属していた21歳のコロンビア代表FWジョン・デュランを6500万ポンド(約124億1500万円)で獲得。その勢いのままにプレミアリーグで異彩を放つ三笘獲得にも本腰を入れているというわけである。
一連の情報を伝えた英公共『BBC』は三笘と2027年6月までの契約を交わしているブライトンが「自分たちの立場に自信があり、ミトマにも退団の意思はないと考えている」と報道。一方で「一度はオファーを蹴ったが、アル・ナスルはより高い入札額を提示してくると予想される。その移籍金額は少なくともミトマが真剣に検討せざるを得ない規模であり、契約が成立する可能性を完全に否定することはできない」とも伝えている。