【中日】「平成の三冠王」松中信彦氏を招へい 来季以降のチームに起こりそうなことは?
■得点増、OPSの上昇
コーチが優秀なタレントを育てたところで、チームの得点増につながらないと「成果を出した」とは言えないかもしれない。松中氏はどうだろうか。参考に、2021年に1年間臨時コーチを務めたロッテの得点数、OPSをみてみよう。
・2020年:461得点(1試合平均3.84点)、OPS.685
・2021年:584得点(1試合平均4.08点)、OPS.700
2020年は120試合、21年は143試合と単純に試合数の違いがあるものの、1試合平均の得点数とOPSはともに上昇。9月上旬に首位に立つなど、優勝争いに顔を出しての2位フィニッシュだった。
当時のロッテも中日と同じく長打力不足に悩まされ、スローガンを「この1点を、つかみ取る。」としていたほど。松中氏の指導でぜひ1点をつかみ取る野球を展開してもらいたい。
[文:尾張はじめ]
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