“巨人4番”の評価額は100億を超えるか 米スカウト間で称賛される岡本和真の日本人離れの対応力「単なる強打者ではない」
とりわけ高く評価されているのが、速球への対応力だ。
MLBの4シームの平均球速は、94.3マイル(約151.7キロ)。NPBよりも早いために多くの日本人打者が力負けし、適応に苦心する場面は見られてきた。だが、岡本は93マイル(約149・6キロ)以上の速球に対するキャリア平均打率は.298。コンタクト率も80%と高い。今季も同球速帯の速球に対する打率は.440のハイアベレージを叩き出している。
加えて、岡本には一塁、三塁、そして左翼手を守れるマルチ性もある。そうした攻守の貢献度の高さを加味して大型契約締結の可能性は十分にある。米メディア『Heavy.』は「オカモトが単なる強打者ではないのは、彼のアプローチが洗練されているからだ」と指摘した上で国内スカウト陣の評価を伝えている。
「安定したプレーぶりで、柔らかい手元と力強いフットワークを持っている。オカモトは、恵まれた体格(身長180cm、体重100kg)とコンパクトで効率的なスイングは、メジャーでも、いち早く適応できる大きな可能性を秘めている」
果たして、岡本にはどれだけの評価が下るのか。正式公示から45日間の間で展開される交渉の行方を興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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