巨人が来た!岡本和真 自身初の1試合3発、猛爆の裏にある「昨年の屈辱」
さらに直近5試合で8発とフルスロットルでチームを鼓舞している。この点に関しても「なかなか(この打撃成績は)ないので、切り替えて、1試合、1試合頑張っていきたいなと思います」とあくまで冷静に振り返っていた。
勢いをつけている主砲の働きには昨シーズンの苦い思い出もある。昨年チームが4位に沈んだ背景には夏場に勝ち星を伸ばせず、勝負どころで落としたことも響いた。特に主砲の岡本和はチャージをかける7、8月に状態が上がらず、一時は4番の座を中田翔に明け渡すなど、もがく日々が続いた。
迎えた今季は4月から3か月連続して打率3割超えをキープ、しかし7月に入って打率・221と一時調子を落とした。昨年の二の舞となるわけにはいかない、原辰徳監督からも叱咤の声が飛ぶ中、見事期待に応えたというわけだ。
これでチームは3位に浮上、8ゲーム差で追う阪神と8日からは本拠地東京ドームで3連戦を戦う。この日は岡本和のほかにも、長野久義、中田とベテランにも一発が飛び出したのは良い兆候ともいえる。この勢いのまま、灼熱のGT戦へと突入する。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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