巨人低迷の一因?4番・岡本和真に球界OBが指摘する「課題」とは
WBCでは侍ジャパンの一員として力強い打撃で優勝にも貢献した岡本(C)CoCoKARAnext
巨人が苦しんでいる。開幕から20試合を消化し、8勝12敗の5位。週末のヤクルト戦で勝ち越しを決め最下位脱出したが、本来この位置にいるチームではないだけに不振の要因をめぐって球界内からも様々な考察の声が上がっている。
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巨人OBで野球解説者の江川卓氏が24日、自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で最下位争いを繰り広げている巨人の現状について言及している。
現在チーム得点はリーグトップの62得点、チーム打率は・235としているが、「あと一本」が出ないことも注目を集めている。併殺の多さなどに加え、適時打不足となっている現状には江川氏は4番を打つ岡本和真が「3番のバッティング」をしていると指摘した。
現在、岡本和は打率・351でリーグ4位のアベレージを残すも本塁打は「2」、打点は「4」となっている。一方、5番を打つことが多い中田翔は打率・247ながら、本塁打は「5」、打点は「11」を記録している(いずれも25日現在)。
4番の岡本和が2本塁打にとどまっている要因に関して江川氏は「3番のバッティングになっている。後ろに中田さんがいるので、そういった意識もあるのではないか」とつなぐ打撃になっていると推測。一方「4、5番が3番のバッティングをしてるから、あまり点数が入らない」として、ポイントゲッターの選手が、本来の役割を果たせていないことで、点数が入りにくくなっていると分析した。