西武・松井稼頭央監督が電撃休養 渡辺久信GMの監督代行が「最適解」な理由
渡辺監督代行がチームを上向かせるか、期待が高まる(C)産経新聞社
火中の栗を拾った形です。
5月26日、球界に激震が走りました。本拠地ベルーナドームでのオリックス戦後、西武が松井稼頭央監督の休養と、渡辺久信GMの監督代行就任を発表したからです。
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スポーツ紙のデスクは言います。
「松井監督は就任1年目の昨季も5位。この時点で15勝30敗の借金15で最下位に沈み、浮上のきっかけもつかめない状況だった。球団首脳としては放置できない“危険水域”だったとも言えます。渡辺GMの代行監督就任はやむを得ないでしょう。むしろ休養は、チームのスター選手として一時代を築いた松井監督に、これ以上のダメージを与えないための“温情”もあったとされています」
それでは、監督代行を務める渡辺GMとは、どんな人物なのでしょうか。
前述のデスクはこう証言するのです。
「負けず嫌いで、勝負には厳しい人です。というのも、西武黄金期にエースとして君臨して常勝軍団を牽引した経験があるので、『西武は強くなくてはならない』という思いが物凄く強い。また、勝負事に対して熱い人です。監督就任1年目の2008年には、ソフトバンク戦で『世界の王』こと、当時の王貞治監督に食ってかかったこともあるんです」
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