日ハム杉谷 残留の裏に「グッズ枠」? 打率1割台でも現役続行の舞台裏とは
日本ハムの杉谷拳士内野手(30)が1日、取得している海外FA権、国内FA権を行使せず来季も残留すると表明した。今季は54試合の出場で自己ワーストとなる打率・117、2本塁打、9打点に終わった。20%減にあたる年俸2800万円(金額は推定)で単年契約を結んだ。
札幌ドームで記者会見を開いた杉谷は「個人的にもふがいない結果になってしまい、またチームも5位という結果になってしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。大減俸という形で残留させていただきます」と神妙な表情を見せた。
一方で新庄次期監督については「僕個人としても、今まで新庄さんをテレビで小さい頃からファイターズでプレーする姿を見ていましたし、そういう方の元でプレーができるのは喜びでもあり、ワクワクしています」と楽しみにしていると語った。同日に行われた栗山監督の退任会見にも駆けつけるなど、「杉谷劇場」がこの日も繰り広げられた。
一方で、今回の杉谷の現役続行には球界内から厳しい見方も出ている。
「打率1割台で残留ですから。結果がすべての世界において、他のチームではなかなか考えられない厚遇ですよね。杉谷に関してはプレー以外のチームへの貢献を加味したということかもしれません」(球界関係者)
1 2