ソフトバンクが恐れる FA近藤の去就の鍵を握る「西武のキーマン」
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日本ハムからFA宣言した近藤健介外野手(29)をめぐって、各球団がし烈な争奪戦を繰り広げている。
真っ先に獲得意思を表明したのはソフトバンク。当初は4年契約が伝えられていたが、すぐに破格の「6年総額30億円」のビッグオファーに変更するなど、プライスリーダーとなっている。すでに藤本監督自らが熱い思いを伝えるなど、通算打率・307と球界屈指のヒットメーカー獲得に躍起となっている。ほかにもオリックスも獲得オファーを出し、すでに獲得が決定した森とのW獲りを狙っている。
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一方、しんがりながら不気味な存在となっているのは西武球団だ。後藤高志オーナー号令の下、獲得意思を表明。契約内容もソフトバンクに負けじと「6年総額、25億円」前後の高額オファーを用意したといわれる。またひそかに自信を深めている材料もあるという。
「新任の松井監督との関係性です。今季ヘッドコーチとしてチームに帯同していた松井監督と近藤とは、対戦時にグラウンド上で熱い野球談議を繰り広げているのを多くの関係者に目撃されています。近藤にとっては憧れの先輩でもあり、互いの野球観も分っている。チームにも溶け込みやすく、長く活躍するなら西武という声もあります」(放送関係者)
松井監督と近藤との親交は同監督が現役時代から続いているという。西武が誇るスピードスター、走攻守に優れたパフォーマンスを発揮した松井監督を現役時代から尊敬していたという近藤。今回のFAには、この関係性も重要なポイントになると見られている。