「仕上がりは良好だった」前田健太、中継ぎスタート決定も指揮官の評価は上々 シーズン中の先発転向も「チャンスがあるかもしれない」
また、中継ぎでのスタートが決定した前田に対し同メディアは、オープン戦でのスタッツを記載。「今春4試合(うち3試合先発)に登板し、0勝2敗、防御率5.68を記録。特にヤンキース戦でのダメージが響いている。ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドでの強風の中、初回に3本のホームランを浴び、4回7安打5失点で降板した」と振り返っている。
だがその上で、「昨年よりも早めに調整を始めたことが奏功し、キャンプに入った段階で仕上がりは良好だった。昨年は球速が90マイル(約145キロ)を下回ることもあったが、今春は安定して92〜93マイル(約148〜150キロ)を計測。特にスプリッターは空振りを奪う決め球として威力を発揮している」などと指摘。球威、変化球のクオリティは増していると説明する。
加えて、ヒンチ監督も前田の今後の起用について、「もちろん、開幕をブルペンで迎えることになったのは事実だが、シーズン中に先発のチャンスがあるかもしれない」と述べたという。さらに、「マエダが見せた成長には非常に満足しているし、彼の取り組みには感謝している。ブルペンへの配置転換がその努力に悪影響を及ぼさないようにしたいね」として、称える言葉を並べている。
そして現地時間23日、前田はブレーブスとのゲームで2番手として登板。1イニングを無失点に抑えたことも伝えられている。今季、当面はブルペンからの試合出場となるものの、この日の様にチームの信頼に応え続けていくことで、前田の2025年はより実りの多いものとなるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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