FA2年目の前田健太は「カギを握る可能性がある」 MLB公式が日本人投手2人をピックアップ 山本由伸は「耐久性でチームを牽引」
前田と山本に対する期待は高いようだ(C)Getty Images
新天地2年目、ポテンシャルのさらなる発揮に期待が寄せられている。
メジャー専門サイト『MLB.com』が現地時間1月11日、2023年シーズン終了後にFAを迎えたプレーヤーの特集記事を掲載した。昨年、新たな契約を結ぶもそれぞれが不本意な成績に終わり、2025年での奮起が求められる選手をピックアップする内容となっている。その中には、タイガースの前田健太、そしてドジャースの山本由伸という2人の日本人プレーヤーも名を連ねた。
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同メディアにより、「昨年のFAから何かを証明しなければならない」と評される選手の1人として扱われている前田は、2025年がメジャー9シーズン目となる。昨年、タイガースに加入するも、3勝7敗の結果に終わった。トピックでは、「36歳のマエダは2025年を迎えるにあたり、注目を集める存在ではないかもしれないが、デトロイトにとって重要なイニングをカバーする鍵を握る可能性がある」などと予想。
さらにチーム加入2年目のベテランに対し、「特に、A.J.ヒンチ監督が昨年の驚きのプレーオフ進出を支えた独特な投手起用法を再び採用する場合、その役割が大きくなるかもしれない」との見解を示している。
また、メジャー1年目からワールドシリーズ制覇を経験した山本については、「オフシーズンに史上最高額となる投手契約(12年3億2500万ドル)を結んだドジャースでの初年度は、結果を見れば文句のつけようがない」と主張。レギュラーシーズン7勝、さらにポストシーズンでのパフォーマンスも評価しながら、「一方で、右肩の問題により約3か月間戦線を離脱し、レギュラーシーズンではわずか90イニングの登板にとどまった。これはドジャースの先発投手陣が多くの怪我に悩まされた状況と重なる」と振り返る。