“ひまわりパフォ”も「やりたくなかった」 元ド軍キアマイアーが球界の祝福セレブレーション横行に苦言「見るに耐えない」
しかし、「自分はちょうど良いタイミングで現役を終えられて良かったと思う。僕はできるだけ昔ながらのやり方と保とうとしたからね」と語るキアマイアーは、セレブレーションに対する違和感を口にした。
「例えば、5点差とかで負けている時に、二塁打を打ってベンチに向かって叫んだり、負けているのにホームランを打ってベンチで祝福するとかね……。小道具なんか使う必要なんてあるのかなって思うんだ。僕はレイズ時代によく言っていた。『僕がここにいる限りはベンチに小道具は持ち込むな』ってね。申し訳ないけど、僕は弱かった時から良いチームを作り上げたっていう自負があったんだ。他人の真似事なんかせずにね」
さらに大量得点差で負けている状況でのセレブレーションを「見るに耐えない」とも断じたキアマイアーは、「これはあくまで僕が好きじゃないっていうだけの話ではある。僕は昔気質だからね」と前置きした上で、こう続けている。
「ドジャースで僕は数回ダンスのようなパフォーマンスをやったけど、本当に控えめに、さっとやったんだ。なぜならやりたくなかったからだ。チームメイトからは『ほら、やってよ』って言われたけど、『やらないぞ』って言い返していたよ。よくわかんないけど、みんな世間の流行りってものに夢中になりすぎている感じがするんだ。僕はその罠に陥らないようにしていた。トレード先では空気を呼んでやらざるを得なかったけど、なるべくならやりたくなかった」
現球界に対する不満をこぼしたキアマイアー。「今は2024年。物事は進化している」と理解を示しながらも「今の選手は相手ともおしゃべりをしたりしてなんでもありだ」と最後まで流れゆく時代の進化に抱く本音を隠そうとはしなかった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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