原巨人に暗雲! 金コーチ離脱でささやかれる「監督問題」への深刻影響とは
V奪回を目指す巨人に不穏な空気が漂ってきた。巨人は14日、1軍打撃コーチに、チーム戦略室所属の横川史学スコアラー(37)が新たに就任すると発表した。金杞泰(キム・キイテ)1軍打撃コーチ(52)が1月に肺結核と診断されたための配置転換となった。同コーチは韓国で通院治療を続け、復帰時期は未定となっている。
金コーチは現役時代に左の強打者として活躍。韓国プロ野球で通算249本塁打と成績を残し、巨人でも指導者として07年から3シーズン在籍。その後、21年から2軍ヘッドコーチとして復帰し、阿部2軍監督を支えた。優れた打撃理論と温厚な人柄で評価も高かった。
そして今回の金コーチ離脱がもたらす影響については、こんな声が上がる。
「金コーチを一軍に呼んだのは阿部コーチと聞いています。巨人にとって今季はV奪回と共に、今後の監督問題を占う上でも各コーチも手腕を問われる大事なシーズンとなる。信頼を置く大事な腹心が離脱となれば、阿部コーチの心中も穏やかではないでしょう」(放送関係者)
今シーズンの戦いで注目を集めているのは原監督の後を継ぐ後継問題もある。原監督は自身の後を継ぐ監督候補について今オフ、阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチ、元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチ、桑田投手チーフコーチの3人に加え、二岡二軍監督、駒田三軍監督、川相ファーム総監督の名前まで挙げ、各コーチに競争意識を植え付けたのだ。